ドイツ人に教えてもらったサイコロ遊び

昔ドイツ人に教えてもらったサイコロ遊びが面白かったのでルール等をメモしておく。

用意するもの

  • サイコロ×2個
  • サイコロを隠して振るための器
  • 器を伏せるためのお盆
  • プレイヤー(3人以上)

遊びの概要

  • サイコロを順番に振り、出た目の数を言う。
  • 嘘でもよいので必ず前のプレイヤーより強い目を言わなければならない。
  • 嘘を暴かれたプレイヤーは1人負けとなる。嘘を暴かれないために駆け引きが必要。
  • 嘘を暴こうとして嘘でなかった場合は、暴こうとしたプレイヤーが1人負けとなる。

サイコロの目の読み方と強さ

  • サイコロ×2個のうち、数が大きい方を先に読む。例えば6と4が出た場合は「64(six four もしくは ロクヨン)」、3と2が出た場合は「32(three two もしくは サンニ)」と読む。
  • サイコロの目の強さは、最強が「21」、次に強いのがゾロ目で「66」「55」「44」「33」「22」「11」の順、その次は数が大きい順に「65」「64」「63」「62」「61」「54」「53」「52」「51」「43」「42」「41」「32」「31」という順番。最弱は「31」。

準備

  • プレイヤーを円形に集め、最初のプレイヤーと順番を決める。例えば、じゃんけんで勝った人を最初のプレイヤーとし、順番を時計回りとでもしておく。

最初のプレイヤーがやること

  • 最初のプレイヤーはお盆に伏せた器の中でサイコロ×2個を振り、「サイコロの出た目の数」を他のプレイヤー全員に声に出して伝える。このとき他のプレイヤーには器で隠してサイコロを見せないようにする。伝えたら、サイコロを器で隠した状態のまま次のプレイヤーにお盆ごと渡す。

※「サイコロの出た目の数」は嘘でも構わない。
※振ったサイコロを確認せずに「サイコロの出た目の数」を伝えても構わない。

二人目以降のプレイヤーがやること

  • まず、前のプレイヤーが伝えた「サイコロの出た目の数」が嘘であり、実際のサイコロの目よりも弱いと思ったら、サイコロの目がプレイヤー全員に見えるように公開する。前のプレイヤーが伝えたサイコロの目が実際よりも弱かったら前のプレイヤーの負けでそのゲームは終了する。逆に実際と同じかむしろ強かった場合は、公開したプレイヤーの負けでそのゲームが終了する。
  • 公開しない場合、最初のプレイヤーと同様にサイコロを振り、同様にサイコロの出た目を伝えます。このとき伝えるサイコロの目は、必ず前のプレイヤーよりも強い目でなければならない。
  • 以上を、誰かの嘘が暴かれるか、暴くのに失敗するまで続け、負けプレイヤーを決定させると1ゲームが終了する。ゲームの回数をあらかじめ決めておき、例えば負けが規定回数に達した時に何らかのペナルティを課すようにしておいてもよい。

※「サイコロの出た目の数」は嘘でも構わない。
※振ったサイコロを確認せずに「サイコロの出た目の数」を伝えても構わない。
※サイコロを振らずに「サイコロの出た目の数」を伝えても構わない。

ポイント・テクニック

  1. 自分の次のプレイヤーを陥れたいとき、実際にはサイコロの目があまり強くなかったとしても、嘘をついてわざと実際より強いサイコロの目を伝える。次のプレイヤーは、サイコロを振っても勝てる確率が低くなるので、負ける確率が高まります。当然自分の嘘が暴かれるリスクがあるので、駆け引きとなる。
  2. 「66」等のかなり強いサイコロの目が出たとして、陥れたいプレイヤーが自分より2つ後の順番である場合、逆にわざと「55」と少し弱くしたサイコロの目を伝えた上で、2つ後のプレイヤーを陥れたそうな空気を醸し出す。次のプレイヤーがその空気を読み、サイコロを振らずに「66」と言って回してくれれば、2つ後のプレイヤーは負けたも同然となる。
  3. 3つ後、4つ後の人を陥れたいときも、さらに弱めのサイコロの目を伝えることによって同様の手法が使える。
  4. 中盤で、サイコロの目を確認したときの顔色の変化を見られたくない場合は、サイコロを振った後にサイコロを確認せずに適当な強さのサイコロの目を伝えることも有効である。特に次のプレイヤーが、もう負けたくない慎重な局面に立たされている場合は、多少強いサイコロの目を伝えても、冒険できずにゲームを続行せざるをえなくなる。
  5. すごく弱い目が出てしまい嘘をつかなければならなくなったとき、逆に2. を実行してその先の人を陥れようとしている雰囲気を出すことにより切り抜けることも有効である。態度と場の雰囲気次第では成功する。
  6. その他、様々な駆け引きを使って局面を有利にできる。