干支(えと)の数え方

干支は60年で1まわりする。その数え方を説明する。

十二支(じゅうにし)

  • 子(ね)
  • 丑(うし)
  • 寅(とら)
  • 卯(う)
  • 辰(たつ)
  • 巳(み)
  • 午(うま)
  • 未(ひつじ)
  • 申(さる)
  • 酉(とり)
  • 戌(いぬ)
  • 亥(い)

の順に1年毎に変わり、12年周期で繰り返す。

十干(じっかん)

  • 甲(こう)
  • 乙(おつ)
  • 丙(へい)
  • 丁(てい)
  • 戊(ぼ)
  • 己(き)
  • 庚(こう)
  • 辛(しん)
  • 壬(じん)
  • 癸(き)

の順に1年毎に変わり、10年周期で繰り返す。

十干と陰陽五行説の対応

十干は、五行説(木・火・土・金・水)(もく・か・ど・ごん・すい)に、陰陽(兄・弟)(え・と)を組合せ、

  • 甲:木の兄(きのえ)
  • 乙:木の弟(きのと)
  • 丙:火の兄(ひのえ)
  • 丁:火の弟(ひのと)
  • 戊:土の兄(つちのえ)
  • 己:土の弟(つちのと)
  • 庚:金の兄(かのえ)
  • 辛:金の弟(かのと)
  • 壬:水の兄(みずのえ)
  • 癸:水の弟(みずのと)

と紐付けられる。

干支(えと・かんし)

十二支と十干を組み合わせたのが干支である。

例えば2014年は、十二支は「午」、十干は「甲」なので、干支は「甲午」となる。陰陽五行説から「きのえうま」と読むか、「こうご」と読む。

1966年は、十二支は「午」、十干が「丙」で、干支は「丙午」で、陰陽五行説から「ひのえうま」と読むか、「へいご」と読む。縁起が悪いと言われている年である。

1924年は、十二支は「子」、十干が「甲」で、干支は「甲子」。甲子園大運動場(現在の甲子園)はこの年に作られている。

1868年は、十二支は「辰」、十干が「戊」で、干支は「戊辰」。戊辰戦争はこの年の出来事である。

十二支は12年周期、十干は10年周期なので、その最小公倍数の60年毎に同じ干支が巡ってくる。
「還暦」は、起算点から60年経って干支が一巡することを言うので、60才が還暦となる。